ドラクエ10オンライン、ファミコン版も開発中
5日都内にて行われた「ドラゴンクエスト新作発表会」で、最新作「ドラゴンクエスト10 目覚めし五つの種族 オンライン」が2012年中に発売されるこ とが明らかになった。同シリーズでは初のオンラインゲームとなる。対応機種は任天堂の家庭用ゲーム機「Wii(ウィー)」、12年中に発売されることが発 表されている次世代機「Wii U(ウィーユー)」に加え、1983年に発売された「ファミリーコンピューター」でも遊べる予定だ。
発表会にはドラクエの産みの親である堀井雄二さんらが登場し、ゲームの詳細について最新映像を交えて紹介。シリーズ初の本格的なオンラインゲームであることを明らかにした。
オンラインゲームに登場する人物は、インターネットを通じて接続している他のプレイヤーであるため、会話を通じてリアルなやり取りが可能になる。また、 世界を冒険するだけでなく、自分で作った武器や防具を他のプレイヤーに売ったり、自分の家を建てたり、従来のRPGにはなかった自由なプレイができる。
主人公は「エルフ」ほか5つの種族の中から選び、武器や防具を装備させることで自分の好みに合わせたキャラクターを作ることができる。また「はなす」 「たたかう」「かいだん」などシリーズおなじみのコマンド入力方式を採用し、オンラインゲーム初心者にも分かりやすい設計にしているという。
「10」はWiiだけでなく、来年発売予定の次世代機Wii Uでもプレイが可能。Wii U版ではよりきれいなグラフィックが味わえる。また両機種を 持っていないユーザーのために、「家庭用ゲーム機の祖」とも言えるファミコンカセットでもプレイできるようにした。ファミコン版はチープなグラフィックと ひらがな/カタカナ表示のみだが、「今のゲームに着いていけなくなったファミコン世代の高齢ユーザーに、再び押し入れからファミコンを出してきてほしい」 と、懐古需要の掘り起こしをねらう。
昨今インターネット上では、ゲーム機を販売している任天堂、ソニー、マイクロソフトそれぞれのメーカーに属する「信者」と呼ばれる狂信的なユーザーがお り、互いのゲーム機やソフトを発売前の段階から批判してこき下ろす「ネガティブキャンペーン」と、それらの対立を煽るブログが業界にとって深刻な問題と なっている。これらの行動はゲームの買い控えこそあれ、販売促進につながることが一切期待できないからだ。
「今回発表されたファミコン版『ドラクエ10』が人気を博すことで、ゲームの楽しさの本質はグラフィックや性能ではなく、その中身であることを改めて思い出してもらえれば…」と、会場に来ていたあるゲームクリエイターは期待感を示していた。



